看護部のご案内
並木病院看護部理念・基本方針
「基本理念」
心安まる優しい看護を提供します
「看護部基本方針」
・日進月歩変化する医療に対応できるように、医師および多職種と協働し質の高い看護を提供する。
・医療チームの一員として、よりよい人間関係を構築し専門職としての役割を担う。
・主体的に自己研鑚し、人間性豊かであたたかく、かつ科学的、論理的判断力を身につける。







◎アメーバ・ナーシング・システム(ANS)導入中
看護部長ご挨拶
副院長 兼 看護部長
認定看護管理者
高野 紀子

私たち在宅療養支援病院は、2040年という新たな節目に向けて、地域の皆さまの「暮らしの中の医療」を支える存在として、さらなる進化を目指しています。高齢化が進む社会の中で、医療のあり方も大きく変わろうとしています。
病院での治療だけでなく、ご自宅での療養が「当たり前」になる時代です。
私たちはその変化を前向きに捉え、患者さま一人ひとりの「その人らしい生活」を支えていきます。これからも当院の理念である「利他の心」を大切にしながら、多職種、多施設と連携し、暮らしに根ざした医療・看護を提供してまいります。
令和7年度看護部目標
病院理念
≪安心で心休まる、安全で質の高い患者様本位の医療を提供する・利他の実践≫
病院理念・看護部理念の目的と昨年度の課題を踏まえての目標
1.アメーバ・ナーシング・システム(ANS)の活用により、増員や減員など流動的な看護チームでの患者様の情報共有と個別性を考慮した質の高い
看護ケアが提供できる。(ドナベディアンモデル参照:質評価)
2.患者様の意思決定支援に、受け持ち看護職員が多職種と協働し1回以上係わることができる。
3.看護職員は患者様の身体的拘束の実施状況を毎日看護管理者に報告し、かつ「身体的拘束化の基準」に則り、身体的拘束を昨年度と同等または
さらに減少することができる。
4.在宅療養支援病院の施設基準である訪問看護福まるへ、各セクションが週1回以上患者情報を提供することができる。
5.入退院支援部門に協力し、入退院支援に関する情報提供を1患者につき1つ以上提供することができる。
6.学研ナーシングサポートによる計画研修を看護部職員が100%活用できる。
7.災害時に迅速な対応ができるように、日中および夜間を想定した訓練を2回以上実施し、副院長兼看護部長に報告することができる。
院内教育
看護部院内教育の目的
≪看護の専門性を高め、地域及び組織の看護サービスの質の向上に資する≫
並木病院看護部教育の特色
「臨床と教育・研究を繋ぐ」現任教育体制
看護においては、「臨床と教育・研究の乖離」が課題とされています。
そこで、並木病院看護部教育委員会では、クリニカルラダーを基盤としたカリキュラムと、従来の集合研修形式に加え、当院オリジナルの授業形式である“並木病院看護部オンデマンド研修”、OJT主体の“並木病院専門看護コース”のハイブリットにより、講義⇒演習⇒実践という切れ目のない患者さま本位の教育活動を展開しています。
1.並木病院クリニカルラダー
クリニカルラダーとは、看護師の看護実践能力を段階的に表現し、各段階で期待される能力を示し、到達度によって能力を示すシステムです。
並木病院では、日本看護協会の看護師のクリニカルラダーを参考に独自のラダーを作成しています。
・「ladder(はしご)」→経験を積みながら、目標が定められた階段を一つ一つ登っていく・看護実践能力を高めていく

※各ラダーの詳細は、クリックしてください
・レベルⅠ
・レベルⅡ
・レベルⅢ
・レベルⅣ
・レベルⅤ
2.並木病院オンデマンド研修
職員が、いつでもどこでも好きな時間や場所から、パソコンやスマートフォンを用いて受講できる研修です。
現在オンデマンド研修は、企業によるe-ラーニングが普及しつつありますが、教育担当師長自らが現場の教育的ニーズをとらえ、病院独自の教育動画を自作しています。
動画は、動画共有プラットフォームYouTube上にて視聴者限定で公開しています。

並木病院オンデマンド研修の流れ
3.並木病院専門看護コース
老人看護専門看護師でもある教育担当師長自ら現場に出向き、看護師と共に実践しながらマンツーマンで教育を行うOJT主体の研修です。
現在、6つのコースがあります。
・高齢者の日常生活援助の質向上コース② 排泄支援・陰部洗浄
・認知症・せん妄対応能力向上コース(実践編)
・実習指導能力向上コース
・看護研究コース
・新人看護師実践能力向上コース

並木病院専門看護コースの流れ
実習受け入れについて
看護大学・看護学校、介護士・介護福祉士の実習の受け入れを行っています。